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~目指せ、ブログ界のテレビ東京~

障害者はダサイ。だから面白い・カッコイイから理解を進めよう。

こんにちは、サトエリです。

 

発達障害の特徴を勉強するうちに障害者が特徴を使って、その人にしかできないものをつくることに興味があります。


美術館に行くと目の見えない人がどうやって鑑賞しているかが気になってたんですよ。

 


この本は「ソーシャルビュー」という新しい鑑賞法がありました。

 

 

見るためには情報ではなく意味に注目すべき

 

伊藤さんが一番言いたいのは私たち健常者が見えない人の世界を「見る」ための方法として、「情報」ではなくて「意味」に注目すべきってことです。

人間は視覚の情報源が9割。


使わないと得られる情報量はどうしても限られてしまう。

だからこそ「意味」が必要で世界の捉え方や体の使い方があるんです。


私たちは彼らの見え方について学ぶと新しい見方ができるかも。

 

 

 

 

情報を与えるための福祉は危険

 

一般的に障害者に向けた「情報」とは何を指すのでしょうか?


視覚障害者が生活しやすくする補てんとして図書館の朗読サービス、
シャンプーボトルのライン、点字ブロックなどがあります。



健常者と障害者の情報量の差をなくす良い例なんですが、
伊藤さんはこういった「情報を与えるための福祉」を危惧しています。

福祉制度とその意義は否定しないと前置きしつつも、日常生活で障害のある人とない人の関係が、福祉的な視点に縛られてしまうことです。

 


つまり、健常者が障害のある人と接するときに何かしてあげなくてはいけない、

特に色々な情報を教えてあげなくてはいけないと構えてしまうこと。

そんな「福祉的な態度」に縛られてしまうのは、もしかするとふだん障害のある人と
接する機会のない、すなわち福祉の現場から遠い人なのかもしれません」

 

 

 



健常者だって間違えるし盲目

 

本書では障害者がアート鑑賞をするときは「見える人に解説してもらう」または
「触れるアート」がよくある姿でした。

しかし「見えない人がいることでその場のコミュニケーションがどう変わるか」
注目してソーシャルビューというイベントを紹介してます。


こんな感じで作品の前でおしゃべりしながら

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障害者と考える身体 (1) | 伊藤亜紗 | BONUS



 

聴覚、視覚、身体障害者は欠けている機能を補うために体を拡張させます。

あるときは全身が触覚になって「触れる」を実現し、全身で「見る」こともしちゃます。

 

この本では視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップを紹介しててコンセプトはみんなで見ること。


武器は言葉だけで、作品の特徴を語り合いながら鑑賞します。


視覚障害者には「絵画なんて無理にわかろうとしなくてもいい」と思う人も多いらしいです。

見える人の解説で正解を知るのではなく障害者も健常者も同じように「見て」質問しあう場なんです。

 

みなさんには生活で「これー!言葉にできないーー」ってありませんか?

 


ソーシャルビューではオノマトペをたくさん使う必要があります。


本書には鑑賞中に湖だと思った学芸員が実は黄色い斑点があることから野原だと慌てて訂正した描写があります。

このように私たちは作品から想起するイメージで見ているわけで、
私たち健常者のボキャブラリーが問われますね。

 

 

 

 

ホンモノを見て喜ぶうちはまだ鑑賞者じゃない

 

ソーシャルビューツアーを考案した方はきっかけは友達のひとことだと言います。

「作品を見て新しい発見があったり、気づきがある、感動したときが言ってよかったと思える」と。

そこで「ホンモノを見るのが一番だよ」なんて言われたら実現してなかったのかもしれません。


アート鑑賞の目的を情報を得ることだけじゃもったいない答えがここにあります。


私もホンモノが見れた満足感よりも、初期の作品と今ではどう変わったか想像したり、
自分との共通点を発見して楽しんでいます。

「見る」だけよりも作品から連想させながら、考えながら見てるんです。

 

自動代替テキストはありません。

 

 

 

 

作品の写真撮ってそのあとどうするの?

 

草間彌生さんの展覧会は写真OKの場所がありました。


撮る→インスタにあげるだけじゃ、ただ情報をネットにあげただけになってしまう。

展示会中に研ぎ澄ませる時間がとれません。
これは非常にもったいない。

撮影OKなのはいいんですが情報を得るための人は撮ってばかりいては気が散ります。

 


みなさん何のために撮ってるか考えたことありますか?

 

 

 

 

 

 

おもしろい・カッコイイがベースにあると障害の理解が進む

 

ぱぷりこさんが「人間と虫は明るい場所を好む」と言ってました。
そっくりそのまま障害者にも言えます。


私はあらゆる障害者を「ダサイ」「暗い」と思ってきました。
あと、福祉の分野もできれば関わりたくないなとも。

重度の障害はやっぱり避けて通りたい、知り合いになるのも遠慮しておきたい。
なんか危害を与えてきそう、ああはなりたくないとか。

課外活動で障害の方と工芸品をつくる企画をしていたときも友達に
「あーそれ売れない。ダサイ」と一撃され、悔しいけど同じように感じていたのは否めません。


でも、発達障害を知るうちに他の障害にも興味を持って調べてました。
そしたらおしゃれなサイトや福祉団体ってけっこうあるんですねー。

 

今年もやるらしいです。超福祉展。
めっちゃかっこよくないですか?!

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www.peopledesign.or.jp

 


「福祉」には弱者を助けるイメージの強いので、「おもしろい」をベースにした障害との付き合い方が理解を広めるのに役に立ちます。


ソーシャルビューって面白そう。
小さなギャラリーを貸切ってソーシャルビュー

 

視覚障害者がどのように身体をつかって「見て」いるのか間近で体験したい。
発達障害同様、障害の使い道を開拓したいですね。

 

 

 

 

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